この記事ではバンダイスピリッツ製
「S.H.Figuarts キュアピーチ -Precure Character Designer’s Edition-
(フレッシュプリキュア!)」可動フィギュアを簡単にレビューします。
(※当記事で取り扱うのは”PCDE版”です。旧製品版ではありません。)
- 「キュアピーチ」可動フィギュアのレビューを見て購入を判断したいぜ!
- 「Precure Character Designer’s Edition」って何?
- このフィギュアの”良いところ”と”気になるところ”を正直に教えて!
…といった方のお悩みを解決するための記事です。
どうも、るねこ(@RunekoHB)です~
この記事は実際に購入したフィギュアを撮影していますが、
個体によって多少差が出ることがあります。ご注意ください~
「S.H.Figuarts キュアピーチ-PCDE-」のレビュー
製品仕様
『フレッシュプリキュア!』より「キュアピーチ」が
キャラクターデザイナーの描き下ろしイラストを基にリニューアル!
【製品仕様】
●メーカー価格:9,900円 (税込) ●メーカー:バンダイスピリッツ
●発売日:2024年11月23日 ●材質:PVC、ABS製
●スケール(大きさ):ノンスケール 約135mm
-Precure Character Designer’s Edition-ってなに?
読み方は「プリキュアキャラクターデザイナーズエディション」。
過去に発売された「S.H.Figuartsプリキュアシリーズ」を
キャラクターデザイナーの描き下ろしイラストを基にリニューアルしたもの。
日々培われたフィギュアの製造技術により製品クオリティが向上している。
キュアピーチはシリーズ第2弾にあたる。
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まずはフィギュアの見どころをご紹介~
プレビュー
交換用表情パーツは4種類。(※デフォルト含めると5種類)
どれもキュアピーチ(桃園ラブ)のキャライメージにあった表情で再現度が高い。
(一部ファンの間では”イケメン”と呼ばれるだけあって、凛々しい表情が似合う)
キュアドリーム-PCDE-の時よりも控えめな目であるものの、
目が大きくて”怖い”印象を受ける人は少数いると思います。
アニメキャラクターを立体化した時の宿命です。
(写真ではクッキリ写ってしまうので余計に気になってしまうかも?)
表情の差し替えは前髪を外します。
すべての交換用表情パーツは両耳にピンクのメタリック塗装があります。
手が込んでて地味にスゴイ。
ツインテール両側の根元には黄色い関節があります。
これによって左右への可動と髪のポーズ固定がしやすくなってます。
頭部両側のハートにもピンクのメタリック塗装。
ウチのは若干塗装が粗い(※個体差によるもの。
この製品のいちばんの見どころ。
腰まわりの装備品「リンクルンキャリー」や「クローバー」の
造りがまぁ細かいこと!
そしてスカートなどの造形が神がかってるので、
筆者は開封直後、一番に衣装のほうへ目を奪われました。すごく良い♪
こんな造形してるのに、スカートひねって回転できるという。
⇒「腰の回転」についての詳細はこちら
プリキュアシリーズにいえることですが
衣装(胴体)のいたるところに赤のラインやリボンがあるので、
手作業なら塗装大変だろうなぁ~って思ったり。
キャラクターデザイン上仕方ないことですが、
後述する台座のアームが腰のリボンに干渉してしまうので
フィギュア本体が固定しにくい弱点を持っています。
付属の台座はS.H.Figuartsでよくあるシリーズ………ではなく!
キャラクターデザイナーの描き下ろしイラストが基になった
-Precure Character Designer’s Edition-仕様♪
ハート型の台座で”表面にキュアピーチのイラスト”がプリントされています。
ある程度の耐久性がありますが、
フィギュアの靴底でイラストを削ってしまわないよう取り扱いに注意。
セブンネットショッピング限定ライスシャワーの時も思ったんですが、
特別仕様のS.H.Figuarts台座って絵柄が削れちゃうので
裏側に印刷じゃダメなんだろうか…?(※個人的な素人の感想です。
キュアピーチが使用するアイテム「ピーチロッド」。
ものすごく細かいですが、しっかり8色塗装されていたり
装飾の造形や塗装など小さいのに良く出来ている印象を受けました。
コレはぜひ実物を見ていただきたい!
ダボ穴なども一切あいていないので、
大きささえあえば他の可動フィギュアへ流用が可能です。
ピーチロッドを持たせたい場合は
専用の手首パーツ(左右)が付属しているので差し替えましょう。
ピーチロッドのスイッチ部分へ親指を合わせるのがコツ。
⇒「差し替え手首パーツ」についての詳細はこちら
筆者が実際に差し替えてみた感じでは、
見た目のわりにピーチロッドをしっかり固定できます。意外!
遊ぶ時にロッドが落ちなくてノンストレスですね。
可動域については後述しますが、”ひざ立ち”は可能です。
フィギュア本体のみでの自立は難しそうです。
筆者の所持している個体で検証してみたところ、
ツインテールの重心が不安定なので足から崩れていきます。
ブーツは全体的にツヤツヤな質感ですが、
濃いピンクの箇所は特にツヤツヤ感が増しています。
細やかな質感の差、イイですね!
キュアピーチの”太もも”の露出がスカートギリギリの位置。
全高約135mmなのに脚が長く見えます。
スカートというかパニエというか………なんていうんでしょう……
プリキュアを邪な目で見てはいけないところではありますが、、、
股関節がパーツ分けされている影響で
ぼんやりパンツに見えてしまう罠!?
足フェチの大きなお友達にはたまらない仕様になっているので、
騙されたと思って実物を手に取ってみてください。飛ぶぞ(は?
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続いては「可動域」をみていきましょう~
可動域
※画像内の「緑丸」はおおよその”可動軸の位置”を示しています。
「ツインテール」の可動域はおよそ45度。
根本が黄色い専用関節を使っているので安定したポージングが可能です。
もしこれが”パーツ直差し”だったら評価がひっくりかえってたかも(笑。
⇒「黄色い専用関節」の詳細はこちら
「ツインテール」は根本・中央・末端の3箇所に分かれて可動します。
可動域は広くはありません。
それぞれ可動の限界位置にくると引っかかりを感じます。
遊ぶ時にわかりやすい仕様になっていますね♪
「両肩」の可動はかなりクセのある仕様。
画像のとおり腕を真上にあげるポーズをとることができず、基本形が斜め。
水平にすることもなかなか難しい。(※できないことはないが苦戦する)
キャラクターデザイン上、仕方のないことかもしれません。
肩の気になる点については後述します。
⇒「肩の可動」についての詳細はこちら
「服」と「二の腕」の境目から360度回転可能。
他のフィギュアーツならばオマケのようなギミックなんですが…。
この製品は肩の仕様がアレなので、
ポージングにおいて重要度が高い箇所になっています。
実際に遊んでみるとわかります。。。
「首」の可動域についても同様。
上下左右およそ10~20度くらいで、気持ち動かせる程度。
ツインテールにボリュームがあるキャラなので、
頭部の安定が最優先なのかもしれません。知らんけど。
「ひじ」の可動域は約120度くらい。かなり広め。
まるで肩の動きを補うかのような、大きな可動域です。
「手首」は意外や意外。
見た目だと90度くらいは余裕そうに見えますが、
リストバンドと干渉するため、およそ70度くらいの可動が限界。
「胸部(前後)」は見た目よりも動くイメージ。
おおよそですが、20~40度くらい可動します。
「胸部(左右)」もだいたい20~40度くらいの可動です。
「腰」はなんと濃いピンクのスカート部分から回転します。
パッと見わかりにくく、
胴と一体化して見えてしまうので可動しないと誤解しがち。
限界まで腰をひねると画像のように360度付近まで可動しますが…
ミシミシ音するし、途中で引っかかりを感じることがあるので
壊したくない場合はマネしないように。ほどほどに。
「両股関節」の可動域は約90度。
限界域にくるとスカートが干渉しはじめます。
スカートは軟質素材ではないので、ムリな広げ方をしないように。
「両ひざ」の可動域は約90度。
胴体の調整が必要ですが、ギリギリひざ立ちが可能です。
⇒「ひざ立ち」についての詳細はこちら
「両足首」の可動域はおよそ60度。
ブーツのおかげでしょうか?なんかすごいセクシーに見える!
「両つま先」は90度ほど曲がります。
美脚が特徴のキュアピーチ。ポージングの際は普段より使用率高し!
両足共通で「太もも」と「パニエ」の境目が360度回転します。
股関節の軸とギリギリの位置にあるので、
初見は回転できないと思って見落としていました。地味にスゴイ。
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続いてはこの製品の「良いところ」
「気になるところ」をみていきましょう~
「良い」ところ
交換用手首パーツが充実
持ち運ぶ際はブリスターから手首パーツ一式だけ取り外せるので
遊ぶ時やポージング作業中のストレスが格段に減ります。
このあたりは本当にS.H.Figuartsあいかわらずネ申。
細やかなデザインと再現性
全体的に塗装は粗め。いつものS.H.Figuarts。
…だが、製造する側が特にめんどくさいであろう
「リンクルンキャリー」「リボン」「ハート飾り」など
変身衣装の細部までしっかりと造られている
キュアピーチの場合、
足首が細く、脚が長く見えるため等身が美しい仕上がり。
もちろんキュアドリーム-PCDE-しか持っていない良い特徴がある。
同じプリキュアカテゴリーではあるが、
並べて比較するとキャラごとの印象の違いが理解しやすいだろう。
▼「キュアドリーム-PrecureCharacterDesigner’sEdition-」のレビューはこちら▼
「シフォン」も付いてくる
リニューアル版にはマスコットキャラクター「シフォン」が用意されている。
一見どこか可動しそうな見た目ですが、可動する箇所は特になし。
小さくてとてもかわいいです。
旧版から2.6倍近くに価格が上がってしまったからか、
付属品のバリエーションが欲しかったからか、
理由はメーカーのみぞ知る…でも、ファンなら嬉しいに決まってる。
シフォンを台座へセットする場合は、アームをダボ穴へ差し込む。
なぜだかよくわからないがちょっとかわいそう(ぉぃ。
なお、キュアピーチのアームと併用しなければならないので
シフォン用のアームはこの製品には付属していない。
キュアピーチと並べて浮遊するようなディスプレイをしたい場合は
もう1本(PR)S.H.Figuarts用のアームを別途用意する必要がある。
アームが1本足りないなら持たせるしかない!
これはこれで良い。
「シフォン」がいるといないでは雰囲気が違って見えますね♪
可愛いので是非買いましょう!
「気になる」ところ
「閉じピース」のパーツが用意されていない
「閉じピース」の交換用手首が用意されていない。
左右7種類もの豊富な交換用手首パーツが付属してお得だが、
人差し指と中指を閉じた「閉じピース」の手首パーツは用意されていない。
ピーチロッドをなぞるシーン再現は残念ながらできないようだ。
(他のフィギュアーツから規格のあう手首パーツを持ってこれば可能かもしれない)
「肩」が動かしづらい
この製品の一番気になるところ。
衣服が肩を覆ってしまう造形なので、関節が見えにくい(目視しにくい)。
上記に加え、関節は合わせ目に沿って動かす必要がある。
合わせ目と異なる方向へ曲げてしまった場合、
意図しない破損をまねくことになりかねない。
肩関節を取り扱う場合は”慎重に動かす”ことを心がけたい。
また、先述したとおり基本”腕はナナメ向き”。
腕を水平にしたい場合は、
「肩の関節」と「胴体内部側の関節」をうまく調整する必要がある。
肩と腕の位置調整にひと苦労しますが、
ラブサンシャイン・フレッシュ発射など原作シーンの再現は可能です♪
キャラクターデザイン上、
肩の造形は仕方のないことかもしれないが…可動が犠牲になった形だ。
最後は「個人的な評価」で締めくくりますよ~
個人的な評価
総合評価:やや満足
見た目:★★★★★
リニューアルは今後つづくのか?度:★★★★★★★★★★
可動域:★★
あきらかに近代的な顔立ちと造形になった「キュアピーチ」
進化したS.H.Figuartsの技術を感じるリニューアル版!
見た目がかなり良い製品なので、
プリキュアファンのみならず姿が気に入った人にもオススメ♪
”バンダイは女性キャラの立体化が苦手”はもう昔の話。そんな一品。
一方、可動域は「首」と「肩」の融通が利きにくい。
ポージング中にストレスを感じてしまう人がいるかも。
基本腕がナナメ向きなのでクセがあるが、
キュアピーチ定番の”手でハートマークを作るポーズ”や
”ラブサンシャイン・フレッシュ発射ポーズ”はギリ再現できる。
…なので、落胆することはありません。
苦戦しますが、ポージングの調整次第で案外なんとかなります。
とにかく見た目の出来は満点♪
「かわいい」そして「かっこいい」!
(※そしてイケメンとも言われている)
今後のプリキュアフィギュア展開を応援せねば!
~てな具合で「キュアドリーム」⇒「キュアピーチ」の順に
購入してきましたが、再現性高くて買って良かったと思いました♪
ひとつ気になるのは
「Precure Character Designer’s Edition」続くのか?
それはメーカーのみぞ知る~♪
メジャータイトルですし、お気になっている人は
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ご購入の参考にどうぞ~♪
以上、るねこ(@RunekoHB)がレビューをお届けしました~