
この記事ではAMAKUNI(ホビージャパン)製
「魔界発現世行きデスガイド(遊戯王OCG)」フィギュアを簡単にレビューします。
- 「魔界発現世行きデスガイド」のレビューを見て購入を判断したいぜ!
- このフィギュアは”買い”なの?”オススメポイント”を教えて!
- この製品の”評価”を正直に教えて!
…といった方のお悩みを解決するための記事です。

どうも、るねこ(@RunekoHB)です~
この記事は実際に購入した製品を撮影していますが、
個体によって多少差が出ることがあります。ご注意ください~
AMAKUNI「魔界発現世行きデスガイド」のレビュー
製品詳細


遊戯王カードゲーム25周年企画モンスターフィギュアコレクションより
「魔界発現世行きデスガイド」がフィギュア化!
(※英語名表記:Tour Guide From the Underworld)
メーカーは観月小鳥フィギュアでおなじみ「AMAKUNI」。
熱さを感じるロボットや女性の艶やかなシルエットが得意なメーカーさんだ!
・商品名:魔界発現世行きデスガイド
・シリーズ:遊戯王モンスターフィギュアコレクション
・発売日:2024年2月 ・価格:23,100円(税込)
・サイズ:1:7スケール、全高約25cm(頭頂部まで約24cm)。
・仕様:彩色済みPVCモデル
・原型制作:i-con(藍色空色) ・彩色見本制作:五日市歩
・製造:AMAKUNI ・販売元:ホビージャパン
悪魔的かわいい?「再現度」について

顔の違和感は少なめ。
顔を正面からみた写真。(※顔を見やすくするために、帽子は外しています)
平面用のイラストから立体用のフィギュアへ顔の調整が加わっている。
個人差はあるが、筆者は違和感を感じなかった。
明るい髪色にツンとした目つき、2本の歯が特徴的!
まさに”悪魔族”といった感じを演出しつつ、しっかりかわいい///
特に、スマホゲーム『遊戯王デュエルリンクス』をプレイした人なら
パズルデュエルで何度も顔を見た。似てる似てないの判断もしやすいはず。

ナナメからみた写真。
鼻の高さなど調整が難しい箇所もイメージを崩していない。

髪の質感はマット系ではなくツヤツヤ系。
(※使用素材の詳細は不明。見た感じはABS素材っぽいイメージ)

前髪は毛先側に塗装あり。
ビビットな赤色から怪しい紫へと髪色が変化する印象を受ける。キレイ。
気付きにくいが、ほっぺたにも白い丸がプリントされている。

下から見た写真。
かわいい顔をしているが、そこはしっかり”悪魔族”!
口にある2つの長い牙が悪魔族の隠れた狂気感をほんのりと演出。
個人の好みで差があるが、目はツヤがかかっている仕様。
フィギュアがイキイキした印象になるので、筆者は好み。
顔の再現度に関してはフィギュア用にアレンジあり。
しかし、元のモンスターのイメージは崩していない仕上がり!
もし、外見が好みだと思った人は購入を検討してみましょう~♪
見た目以上に豊富な「ギミック」

右手に旗を持たせることができる。
魔界から現世まで案内をするツアーガイドさん…ということで
取り外しのできる右手を2種類から選択できるギミックあり。

画像中央がデスガイドさんの袖。画像両端が差し替え用手首のパーツ。
ダボはL字型。パーツを差し込む時は形に添って差すだけで済む。

旗を持たせる場合、「旗」と「手」のパーツをあわせて1セットとなる。
はじめはそれぞれ別パーツだが、旗竿を手の穴へ通す作業工程が必要。
後述するが、接触部位は開封時に出たビニールなどを挟む対策が必須。
(※同封の説明書に色うつり対策についての注意書きがある)
⇒「対策」についての詳細はこちら

この製品の少し困ったちゃんなところがこの「旗」!
「黄色い旗」は重い。「白い旗竿」の強度は弱い。
※長期で飾る目的なら”旗なし手”を使用するほうが無難。
銀の持ち手と白い旗竿の”境目”については、外観からは構造を理解できない。
黄色い旗の”重み”で徐々に旗竿が屈折していく可能性を想定しておきたい。

また、シンプルに白い手袋へ銀の塗料が色うつりしてしまう。
先ほど述べたとおり、色うつり対策が必須。
中指を越えたあたりから旗竿の差込みが極端にキツくなる困ったちゃん。
よって、「旗」関係については”改善の余地あり”。
もちろん、フィギュア外観の変更に選択肢があること自体はありがたい。
手のギミックはまさに「一長一短」といった感じ。
実物を確かめた筆者個人の感想としては、
”短期で飾る場合”のみ旗を持つ手を使用してもよいという結論に落ち着いた。
このあたりは実際に購入したものを各自で判断する方が良いかも。

「帽子」が着脱可能!
続いては「頭部」について。
頭部にマグネット(磁石)が入っているため、帽子の有り無しをお好みで選べる!
ダボ穴による外観も損なわれない親切仕様だ。
なお、帽子を頭部に近づけると磁力で適切な位置へ誘導されてくっつく。
変な位置に帽子が固定されたり、
いちいち位置調整をし直す手間が少なくノンストレス♪

帽子単体の写真。
念のため、落下によるクリアパーツ破損に気を付けよう。
目から炎(?)が出ているドクロがいい味だしてます!

頭部は白いシャツ(襟元)から上方向に取り外し可能。
これにはちゃんと理由がある。

完全に独立している「ショルダーバッグ」を取り付けるためですね。
干渉させないようにベルトを本体へ通していきます。
意外と重みがあります。
フィギュア本体への負担はわずかにあるかも?

このバッグ、出来がメッチャ良い♪
スカルの造形も細かく、バッグ独特のヘコミ方もある。超リアル。
フィギュアだから手触りは固い。
なのに妙なバッグ感あります。一見の価値あり!

旗関係のギミックにクセはあったものの…
この製品は帽子だけ被ったり、ショルダーバッグだけ取り付けたりと
外観に選択肢をもつスケールフィギュアです。
軽装も良し!重装も良し!お好きな姿のガイドさんで飾りましょう♪
ガイドだけど悪魔!「フェチズム」満載!

職業はガイドさんだけど、胸にはバッキバキのドクロ。
ドクロはメタル感のある仕上がり。カッコイイ!

青いスーツにはまるでツタを意識したような赤いライン。
ベルトやボタンにも細やかな塗装があります。
塗料ハネも見受けられず品質管理が良いと感じます(※多少個体差あり。
白シャツの襟元は取り外し可能なギミックがありますが、
自然な見た目。違和感はない。
⇒「ギミック」についての詳細はこちら

ガイドさんの手袋は親指の付け根や生地の合わせ目まで
しっかりとした造形が入っています。シワや濃淡塗装もある。

足元は赤色にツヤ加工がかかったパンプス。
ガイドさんなのでハイヒールではなく歩きやすい靴なのがポイント。

計算されたスーツのシワと濃淡は一見の価値アリ!
頭部首元の分割線が少し気になるものの、
キュッと引き締まった上半身や衣服のシルエットがとてもキレイ。
ガイドさんは上半身が引き締まったスタイルですが…

下半身は意外ッ!?”安産型”だとォ!!
フィギュアの外見から推測できるスリーサイズなら、
ヒップが一番大きい数値かと思われます。スレンダーな上半身とのギャップね!
※筆者は遊戯王OCGイラストを見てそんなイメージは湧かなかったので、
このギャップにめっちゃ驚きました。
スカートのピッチリしたシワにフェティシズムを感じざるをえません。
さすがは女性の艶やかなシルエットに定評があるAMAKUNIさん!

魅惑の美脚+黒スト+ドクロマーク!
写真のとおり、黒ストッキングフェチの人に刺さりまくる美脚!(※筆者もその1人です。
右足一本で全体を支えるフィギュアなので、右ひざはわずかに大きい造形。
また、ふとももは角度によってムッチムチに見えたりする。オススメ♪
ちょっとかわいらしいドクロマークや左膝裏の造形も必見でございます。
様々な角度から美脚を堪能したい方は迷わず”買い”でしょう!
派手過ぎずジャマをしない「台座」

青くてシンプルな台座。
台座はごくごくシンプルなもの。
人によっては”味気ない”と感じるかもしれない。
筆者の考えは逆。
”元のカードイラストが既に完成されたデザイン”なので
過剰なエフェクトパーツ盛り盛りよりもシンプルな方が遊戯王フィギュアに合う。
「Tour Guide from the Underworld」はデスガイドの英語圏名。
白いロゴは先述したタイツに印刷されているドクロマーク。

台座は「金属芯」になっている。
後述しますが、デスガイド本体がかなりアンバランスな体勢なので
軸はしっかりとした強度が欲しい箇所です。みなさまご安心を♪
⇒「重心対策」についての詳細はこちら
自由度高すぎ!「クリッター(Sangan)」ミニフィギュア


「クリッター(Sangan)」は独立したミニフィギュア!
付属品のクリッターは
フィギュア本体の足元に設置できる独立したミニフィギュア。
予約開始時にはクリッターの仕様が気になっていた人も多いはず。
”デスガイドの関連キャラクターは?”とデュエリストに聞けば、
真っ先に「クリッター(Sangan)」が思いつく人は多い。
デスガイドと共に旅先でアクシデントにみまわれる愛されモンスターだ!

バランスを崩すと転倒しやすい傾向にある。
しかし、足裏が平面な形状になっているため台座なしで自立する。
自由な場所に設置することが可能だ!

クリッター自体の出来も良い♪
胴体にガッツリ分割線が入っているが、そこはミニフィギュアなので仕方ない。
手足に濃淡が入っていたり、双眼鏡にしっかり彫りがあったり好感が持てる。
見た目は小っちゃくてかわいいのに、金の3つ目が不気味に光る。
デスガイドと同じく”悪魔族”をしっかりと感じさせる。
こういう付属品は雑に造ってもユーザーに見落とされがちだが、
手抜き感はなく、しっかり造られている印象。
(※筆者は思わずクリッターだけ複数個欲しくなったくらい。

デスガイドのパンツをのぞくクリッター!
クリッターの配置自由度が高すぎて、こういった遊び方ができてしまう(笑。
さすがに寝転がるために造られてはいないため、角度調整にはコツが必要!
このフィギュアは変わった遊び方もできる。楽しみたい人は是非買いましょう(笑。
長期で飾る目的なら「対策」をしておこう!
近年のフィギュアは技術も進歩していてヤワな製品は少ないが、
長期で飾りたい場合は「万が一」を想定しておくと泣かなくて済む。

「旗を持たない手」で飾ったほうが無難。
先述のとおり、この製品は「旗」がわりと困ったちゃん。
白い旗竿の強度が低い。
黄色い旗の重みにより経年劣化で徐々に傾いていくことが想定できる。
⇒「旗」についての詳細はこちら
なお、旗は決して使えないわけではなく、
短期で遊ぶ程度なら問題ないので、そこは誤解しないように。

左足と台座の隙間に「支え」を自作したい。
この製品はデスガイド本体が美しいポーズをとっている反面
フィギュア全体の重みを右足一本のみで支える。
ソコを助けてあげるための処置。
長期で飾りたい場合は、「台座」と「左足」の”間”に支えを自作するとよい。
なるべく柔らかくキズをつけない素材を使おう。
この処置だけでも、わりと経年劣化具合に差が出るはずだ(※あくまで筆者個人の推定です。
意外な使い道?品物の「横に置く」だけで…
スケールフィギュアって置いて鑑賞するだけなんでしょう?
…とお思いのそこのアナタ!
このフィギュアには意外な使い道があります。

ゲームソフトと一緒に並べるも良し!

フィギュアと一緒に並べるも良し!

…ていうか、何と一緒に並べても良し!
つまり何が言いたいか、
あらゆる物の横にこの製品を置くだけで、ガイド受けてるっぽい画になる。
(※付属品のクリッター込みでシュールさが倍増します。)
よく旅行先の景色や食べ物にぬいぐるみを一緒に写す人がいますけど
そういった感覚に近い。被写体の魅力を高めてくれます♪
この製品はスケールフィギュアなので、外出時よりは室内向け。
お部屋に飾っている物をより際立たせたい時に有効ですね~
ぜひ一度お試しあれ♪
個人的な評価

総合評価:あと少しで大満足
フェチ要素:★★★★★
クリッターの自由度:★★★★★★★★★★
上半身と下半身のギャップ:★★★★
実はあんまり期待してなかったのに、クオリティが軽く飛び超えてきた一品。
・「美脚」「黒スト」「悪魔」「ガイド(スーツ姿)」etc…とフェチ要素満載!
・「クリッター」は単独!自由度が高くて遊びやすい。
・「横に置く」だけで被写体の魅力を高めてくれる。
こういった魅力を持った遊びがいのある楽しい製品。
当個体を見る限りでは品質管理もしっかりした印象を受けた(※個体差あり?)
高額レアカード1枚買うのも楽しいけど、
お試しでフィギュア1体買ってみるのも見聞が広がって楽しいぞ♪
あえて物申すなら、
・頭部と首をつなげる「目立つ分割線」。
・「旗」関連の”重み対策”と”色うつり”に配慮が欲しかった。
このあたりがひじょ~にもったいない。
特に「旗」はせっかく高評価なフィギュア本体の評価を落とすように感じた。
(上記はあくまで”個人的な感想”です。不快にさせちゃったらゴメンナサイ。)

遊戯王モンスターの立体化は数々の発見を秘めている。
今回のデスガイドさんの場合、
スレンダーな体形なのにヒップは意外とある!?
こんなのカードイラストの平面体では感じ取ることはできない。
過去にいくつか遊戯王フィギュアのレビューを行っているが、
買い続ける目的のひとつにこういった意外な発見があるからだ。
デュエリストなら「魔界発現世行きデスガイド」はもちろん、
「ガイドさん」や「出須案奈」などの派生型キャラクターを目にする機会が多い!
お世話になった思い出がある人は、ソレ込みでも購入に踏み切って良いだろう。

デスガイドさんの「パンツ」はなかなか挑戦的です。
ここまでレビューを読んでくれた人へのご褒美というかなんというか。
ピッチリしたスカートで見えないガッカリ仕様かと思いきや…
ちゃんとパンツ覗けます。真ん中にシワもある。
なんならパンツがちょっと光って見える(マジで!
モロにパンツを確認したいならスカートを破壊(※キャストオフ)する必要がありそう。
このあたりは複数所持している人のお楽しみといったところでしょうか???(笑。
ピュアなデュエリスト諸君がママンにこのフィギュアを発見されたなら、
「いや!こ、これッ!も、モンスターのフィギュアだからぁああぁぁ!!」
一撃必殺居合ドローな言い訳で、大事な局面を乗りこえようぜ!
クオリティは人にオススメできる水準以上!
購入を迷っている人の参考になれば幸いです♪
遊戯王フィギュア関連記事
当ブログでは遊戯王に関連したフィギュアを多数レビューしています。
そちらも要チェックですよ~♪

以上、るねこ(@RunekoHB)がレビューをお届けしました~♪