
この記事ではマックスファクトリー製
「figma 沙花叉クロヱ(ホロライブ)」可動フィギュアを簡単にレビューします。
- 「沙花叉クロヱ」可動フィギュアのレビューを見て購入を判断したいぜ!
- このフィギュアは”買い”なの?”オススメポイント”を教えて!
- この製品の”評価”を正直に教えて!
…といった方のお悩みを解決するための記事です。

どうも、るねこ(@RunekoHB)です~
この記事は実際に購入した製品を撮影していますが、
個体によって多少差が出ることがあります。ご注意ください~
「figma沙花叉クロヱ」のレビュー
製品詳細


VTuber事務所『ホロライブプロダクション(Hololive)』より
ホロライブ6期生で秘密結社holoXのインターン生、そして掃除屋。
「沙花叉クロヱ」がファン待望のフィギュア化!
メーカーは細やかな造りに定評のある「マックスファクトリー」さん。
「figmaラプラス・ダークネス(ホロライブ)」と同じメーカー。
・商品名:figma 沙花叉クロヱ
・発売日:2024年2月末 ・価格:12,800円(税込)
・サイズ:ノンスケール、全高約140mm
・仕様:プラスチック製 塗装済み可動フィギュア
・原型制作:マックスファクトリー(コウヅキ) ・制作協力:浅井真紀
・製造:マックスファクトリー ・販売元:グッドスマイルカンパニー
ファン必携!卒業後も残る「沙花叉クロヱ」

奇跡的なタイミングで可動フィギュア化。
2025年1月26日の卒業ライブ配信をもって
ファンに惜しまれつつ配信活動を終了した「沙花叉クロヱ」。
活動3周年記念配信での突然の発表に、驚いた飼育員さんも多かったことでしょう。
グッドスマイルカンパニー公式ショップでの予約期間は
2024年05月23日(木)~2024年07月03日(水)
つまり、figmaの予約受付終了後に配信活動終了が発表された。
お手元に「沙花叉クロヱ」が”形”として残る喜び。
いくらホロライブに席を残すといえど、
ご本人による配信活動終了発表タイミングがもう少し早かったなら
”1人欠けた秘密結社holoXのfigma化”になる可能性があった。
飼育員(ファン)や箱推し、フィギュアファンにとってもそれは喜ばしくないこと。
まさに奇跡的なタイミングでの製品化といえるだろう。
ご本人の配信活動終了により、今後の取り扱いが不明瞭。
この製品が気になっている人は、万が一に備えての購入をオススメ♪
かわいい「表情」!マスクで増える選択肢

「表情」がどれもかわいい。
”表情パーツ”は「笑顔」「泣き顔」「ぐるぐる顔」の3種類。
顔をみた印象に個人差はあるが、筆者は違和感を感じなかった。

「マスク」は2種類が付属。
「普通のマスク」と「泣きマスク」で表情を変えることができる。
表情パーツのおでこにマスクパーツを引っかけて取り付けます。

”普通マスク”を付けた場合。
画像左から「笑顔」「泣き顔」「ぐるぐる顔」の3種類。
鼻から上の顔印象がガラリと変わります。

”泣きマスク”を付けた場合。
画像左から「笑顔」「泣き顔」「ぐるぐる顔」の3種類。
笑顔だけど目は笑っていないおもしろい表情が表現できます。

グッドスマイルオンラインショップ購入特典は「目閉じ笑顔」。
(※一般店舗流通分の製品には付属しない表情パーツ)
マスクをつけた場合、口元の露出が「笑顔」となんら変わりない。重要度は低め。
目を閉じた笑顔パーツがどうしても必要な人は公式ショップで購入しよう。
可動フィギュア泣かせ?細やかすぎる「衣装」

装飾品の芸が細かい!
「沙花叉クロヱ」といえば、パンク(ロック)系の掃除屋ファッション。
腰回りの銀装飾や複雑なベルトなど、デザインが可動フィギュア泣かせ!
ハートの真ん中の「06」、リボンの十字線、「CAUTION」表記など、
細やかな表現が特徴。筆者はつい感動してしまった。

ハート型のバックルやコート襟の銀塗装も芸が細かい。
こりゃ~塗装大変だろうなぁと思ったり。


そういった代償か、銀の塗料がまわりへ飛び気味(※個体差あり。
(当然拭っても拭き取れない)
数も多くて目立ってしまう。遠くから見れば気にしづらくなる。
※購入直後は自分の個体を一度確認しておいた方が良いかもしれません。
この状態で出荷のGOサインを出しているため、”品質管理は甘め”の印象を受ける。
仮にそうでなくとも、手元にある製品を見る限りではそう思わざるをえない。

破れタイツが実にセクシー!
ここにもCAUTION表記。ブーツの紅い紐も塗装です。細やかです。

胸じゃなくて首元のチョーカーを見てね!塗装が細やか~
コート襟はもこもこ感がある造形です。実際は固い。
腰から下のコートは3枚のパーツに分かれている。
脚の可動を邪魔しない仕組み。

コートのうち左右の2枚はパーツ同士で干渉することがある。
解説書に注意書きが記載されているので、ポージング前に読んでおこう!
この製品は複雑な衣装ゆえに、可動フィギュア泣かせな一面をもっています。
そのぶん見た目が大変素晴らしい仕上がりになっていますよ♪
選べる遊べる「ギミック」満載!

”表情パーツの変更”はフードの前後を割って付け替える。
フードは前後パーツの合わせ目が閉じてしまうタイプ。ちょっと開けづらい。
側面のチェック柄リボンの破損に注意しつつ、
「首下」あたりを持って慎重にずらしていくと開けやすくなりますよ。

コートオフ状態の胸部から上部はまるごと同梱品。
「フードを外した頭部」や「ノースリーブの腕」にしたい人は、
こちらのパーツへ差し替えよう。
製品価格がお高めなのはこの同梱品が付いている影響もありそう。

フードなし頭部の「長髪」は可動します。
パーツ自体ははずれやすくはあるものの、
figmaがうる・ぐらの時のようにテキトー感のある構造ではなさそう。

コートオフ状態⇔コートオン状態
ともに、胸部下から胴体を外して付け替える仕様になっている。
作業中は「クロヱの腰回りにある装飾品」と「3つのコート下」を
ひっかけたり破損させないよう、”持ち方”に気を付ける必要がある。
また、1回目(新品開封直後)は白い塗装がダボに入り込み固かった(※個体差あり?
2回目以降は簡単に取り外すことができるぞ!
みんなが気になる「可動域」
※画像内の「緑丸」は可動軸の位置を示しています。
「フード」と「コート」ありの場合

フード付き「頭部」は上下左右およそ20度。
コート付き「胸部」は前後左右におよそ10度。
「腰」はパーツの分割線で動くように見えますがほぼ固定です。
胸部を軸に動かすイメージですが、結局ジャケットが干渉するのでほぼ固定。

コート付き「ひじ」はおよそ110度。
近年の美少女figmaでおなじみのパーツ直差し関節です。

コート付き「肩」は上下におよそ70度。
上側はコート袖とフードが干渉する位置が限界域です。

当記事では「股関節」は下へ引き出した状態で可動域を計測しています。

「股関節」は前後におよそ90度。
スカートと干渉する位置が限界域です。コートの干渉は回避可能。

「ふともも」と「タイツ」の”境目”がちょっとだけ回転します。
ただ、触った感じミシミシ音するので曲げすぎは控えた方が無難。

「ひざ」は前後におよそ95度。イメージ通りといった感じ。

「足首」は前後におよそ45度。曲がりすぎてもそれはそれで困る。

単独で「ヒザ立ち」可能です。
コートの裾が干渉しそうなイメージですが、
3枚のパーツが分かれる便利な仕様なので干渉は回避できます。
長いベルトは知らん!(ぉぃ。
「フード」と「コート」なしの場合

コートオフ「肩」は上下におよそ90度。
がんばれば、もうちょっと可動域は広げられるはず。
(破損に気を付けよう!)

コートオフ「ひじ」はおよそ100度。
ノースリーブなので可動のジャマをするものなし。

フードなし「首」は左右におよそ20度。

フードなし「首」は上下におよそ50度。
横髪が胸部と干渉しますが、フードがなくなったぶん可動域が広い。

フードなし「長髪」は上下におよそ40度。
長髪も可動します。

コートオフ「胸部」は左右におよそ30度。

コートオフ「胸部」は上下におよそ70度。
想像以上に胸部の可動域が広く動きます。

腰から下の可動域はコートありとほぼ同じです。
⇒「コートありの可動域」を見る
購入前後に「確認」しておきたいこと
差し替え手パーツの数

「差し替え手パーツ」がデフォルトも含めて3種類しかない!
…と、思いきや実は4種類しっかり付いてます。勘違いしないように。
同封されているコートオフ胴体をみれば正解が確認できます。
同梱品におなじみ「ハーフサイズfigma台座」が従来通り付いてきます。
可動フィギュア初心者の方も安心ですね♪
銀の塗料飛び

先述したとおり、銀の塗料トビが多く品質管理は甘めな印象を受ける製品。
(もちろん拭いても取れない)
遠距離で見る分には問題ないが、近距離で見ると特に目立つ。(※個体差あり
⇒右腕が初期不良品だったので「サポート」を受けました。
胸部下のリボン

胸部下の紅いリボン用塗料が別の箇所に付着することがある。
これは胸部下パーツ同士の干渉によってできてしまうもの。
自前でコーティングなど対策はできるものの、無対策での完全回避は難しい。
おそらく、ほぼ”仕様”みたいな感じになると思うので、
中古で入手した場合は特に確認しておきたい箇所です。
ベルト

当レビューを上から順番に読んだ人は画像にお気付きだろうか?
この製品は飛び出ている箇所が多く、ベルトがヘンな方向に曲がっていることがある。
(開封直後の新品でコレ)
こういった場合、ドライヤーで温めていくと元の位置に戻せる。
完全にとはいわないが、上の画像のように大幅な違和感を改善できる可能性あり。
同様の事例にお困りの方は一度おためしあれ。
可能性あり?「秘密結社holoX」で飾ろう!

「figma版 秘密結社holoX」実現の可能性は潰えていない。
ホロライブ6期生「秘密結社holoX」メンバーで2体目のfigma化「沙花叉クロヱ」。
先述した通り、ご本人の配信活動終了前に企画された製品。
「秘密結社holoX」をfigmaで実現できる可能性は続いている。
もちろん、残りのメンバー発売は今後のメーカーさん次第です、が!
いつの日かメンバー全員が揃う日が来る”かも”しれない。
holoXのボス「figmaラプラス・ダークネス」総帥は発売済み。
気になる方はお早めに入手しておくと泣きをみずに済むかも?
⇒当サイトに「figmaラプラス・ダークネス」のレビュー記事があります。
最後は「個人的な評価」で締めくくります~
個人的な評価

総合評価:やや満足
パンクファッション:★★★★★
奇跡のタイミング:★★★★★★★★★★
遊びやすさ:★★
「沙花叉クロヱ」との思い出、それが”形”となって手元に残る一品。
・「装飾品の細やかさ」「ギミック」「全体的な見た目の良さ」が特徴。
・「少女的なかわいさ」はホロライブファン以外からもウケが良い。
・「マスク付」で表情のバリエーションが増える。ここに技アリ。
箱推しや飼育員(ファン)のみならず、
美少女好きから可動フィギュアファンまでターゲットにする魅力を持つ製品。
Vtuberを知らなくても都会にいそうなキャラクターデザイン。
意外と汎用性が高いぞ!
あえて物申すなら、
・ギミックは豊富だがデリケートな取り扱いが必須 ⇒ 結果「遊びにくい」
・ベルト等パーツ曲がり、塗装ハネ多め ⇒「品質管理が甘い」
このあたりでもったいない評価損をくらっている感じ。
(上記はあくまで”個人的な感想”です。不快にさせちゃったらゴメンナサイ。)

可動フィギュア泣かせな衣装が可動フィギュア化。
今回の「figma沙花叉クロヱ」の場合、
よくもまあこんな複雑な装飾品を纏うキャラを可動フィギュア化したものだ。
~と、良い意味でつい感動してしまった。
初見で遊ぶ時は、構造を理解していないため壊す恐怖を覚えるものの、
「腰回りの装飾品」や「差し替えギミック」は実物を触ってこそ理解できる。
過去にいくつかfigmaホロライブのレビューを行っているが、
結局いつも”外見の良さ”が水準を軽く飛び越えてくる。
可動フィギュアなのに扱いにくい矛盾をかかえつつも、
ひとたび部屋に飾れば「見た目の良さ」で他の可動フィギュアに引けを取らない。
figma沙花叉クロヱが気になっている人は”購入”に踏み切って良いだろう。
奇跡的なタイミングで生まれた数奇な可動フィギュア。
形で残る「沙花叉クロヱ」を是非お手元に♪
余談:初期不良品だったのでサポートを受けました

実は購入直後にサポートへ連絡してました。
フィギュアに詳しい方なら、当レビュー写真からお察ししたと思いますが…
「右腕」の”関節外れ”と”塗料飛び”が顕著だったウチの個体。
そこで、購入店のグッドスマイルオンラインショップさんへ
すぐに問い合わせすることに。

結果は”該当パーツの交換”になりました。
交換までの所要時間は約1週間ほど。(※タイミングによっては長期になることがある。
テンプレート文でしたが、迅速なサポートをいただけました。
さすがは大手のグッスマさん!今後の品質管理改善を期待してます。
⇒「不具合該当箇所」に戻る
フィギュアは新品未開封でもこういった不良個体に遭遇することがあります。
新品だけど常識から外れる不具合品にあたってしまった人は
すぐに”購入店”へ連絡してサポートを受けましょう~
ホロライブフィギュア関連記事
当ブログではホロライブに関連したフィギュアを多数レビューしています。
そちらも要チェックですよ~♪

以上、るねこ(@RunekoHB)がレビューをお届けしました~♪