この記事では大漫匠アニメスター製
「ウイスキー・酸(雷霆特遣隊Whisky・Sour)」
シームレスフィギュアを簡単にレビューします。
- 「ウイスキー・酸」フィギュアのレビューを見て購入を判断したいぜ!
- シームレスフィギュアってなに?可動フィギュアとどう違うの?
- このフィギュアの”筆者の評価”を正直に教えて!
…といった方のお悩みを解決するための記事です。
どうも、るねこ(@RunekoHB)です~
この記事は実際に購入したフィギュアを撮影していますが、
個体によって多少差が出ることがあります。ご注意ください~
「雷霆特遣隊Whisky・Sour」のレビュー
製品仕様
大漫匠アニメスターが展開するシームレスフィギュアシリーズ、
『雷霆特遣隊』より「Whisky・Sour (ウイスキー・酸)」が登場!
【製品仕様】
●日本価格:16,500円(税込:参考価格) ●メーカー:大漫匠アニメスター
●発売日:2023年06月 ●材質:PVC、ABS、シリコン、金属、合金
●全高:約220mm(台座含まず) ●スケール(大きさ):1/9スケール
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まずはフィギュアの見どころをご紹介~
プレビュー
表情パーツ
差し替え表情パーツは3種類付属(デフォルト含め4種類)。
視線は自由に調整できるので、
主に口と眉毛を変える目的で差し替えを行ないます。
続いては「表情パーツの視線変更」について解説します。
表情パーツの視線変更方法
パッケージから取り出した直後の顔。
輸送の振動など、様々な要因により視線がバラバラ状態です。
まずは眼球パーツを正しい位置に戻しましょう。
前髪を外して表情パーツを取り出します。
日本で一般的な可動フィギュアと表情の差し替え工程は一緒です。
視線変更用ツール(付属ドライバー)を
眼球パーツのミゾに差して、好きな位置へ調整します。
新品のうちは眼球パーツの移動が固いので、ある程度の力が必要です。
この固さの影響により
付属ドライバーの取り扱いには気を付けたいところ。
⇒「付属ドライバーの取り扱い」の詳細はこちら
調整した表情パーツ、前髪パーツの順に取り付けて完成!
目の焦点が定まった美人さんになりました♪
眼球の調整はドールを扱うような感覚に似ていますね。
慣れると楽しくなってきますよ♪
視線はお好みで調整できます。
横向き顔にしたり、下向き顔にしたり、表情パーツで色々遊べますよ♪
画像は眼球の向きをあえて控えめにしていますが、
調整次第では、紳士淑女の皆様もご安心の”〇ヘ顔”にできます(ォィ。
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続いてはこの製品の「可動箇所」をみていきましょう~
可動箇所
解説書が外国語なのでしっかり読み取れませんが、
「両股関節」の可動は約90度が目安みたいです。
横方向へスムーズに曲げることができますが、
縦方向は頑丈なので、曲げる時は力が必要です。
また、曲げる場合はシームレスなので内部の骨格が見えません。
慎重に取り扱いましょう。(※特にシームレスフィギュア初購入の人。
「両肩」の可動も約90度が目安。
実際に触ってみたところ
垂直方向へまっすぐ腕をあげることもできました…が!
結構ムリさせてる感あり。
破損させたくないなら、ほどほどに曲げる程度で留めておこう。
(ポーズによっては横髪が干渉するので、そこが最大域)
なお、この製品は範囲ギリギリまで可動させるとある特徴が現れます。
⇒「ある特徴」についての詳細はこちら
この製品はシームレスの弱点を上手く回避した造りになっています。
鋭角に曲げることが多い「ひじ」と「ひざ」がメカ化しており、
「胴体」も可動フィギュアのギミックに置き換わっています。
つまり、シームレスの弱点である劣化による素材裂けを気にする必要がありません。
肩とお尻が「シームレスフィギュア」、手足胴体が「可動フィギュア」。
みたいなイメージでよろしいかと。
胸部は前後左右約40度くらい可動。
先述したとおり、胸部と腹部(胴体)が可動フィギュア式。
金属芯が使われているので軸が折れる心配が少なそうです。
ご覧のとおり、膝も完全にメカ化しているので
シームレスフィギュアの素材裂けを回避しています。
そして可動域が広いです。
尻に視線が誘導されますが、足首をみてください。
足首とつま先がしっかり可動します。
こちらもシームレスフィギュアという考え方ではなく、
可動フィギュアのイメージで取り扱いましょう。
この製品の重要ポイント。
手足における肌とロボの境目が回転できます。
(※画像の緑丸が可動する箇所です)
注意点として「腕」は360度回転しますが、
肌素材の関係で「足」のみ可動域に制限があります。
経験上、ポージング中は融通が利くこの回転を多用します。
”腕のみ”ノンストレスでポージングできることを覚えておきましょう~
頭部にはウサギのような耳。根元には小さくて黒い関節があります。
個体差によりますが、耳は外れやすい感じ。
大きめな可動域です。
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続いてはこの製品の「装飾」をみていきましょう~
装飾
透明な左右の「マント」は付け根を中心に大きく可動できます。
マントはビニールっぽくて柔らかそうですが、
軟質素材ではありません。見た目にだまされないように(笑。
⇒「マント装着」についての詳細はこちら
武器は「ダガー」と「剣」タイプの同じものが各2個付属します。
特にギミックはありません。シンプルな造り。
専用の差し替え手首を使用することで、
フィギュアに武器を持たせることができます。
「ダガー」の場合、天地が逆でも持たせることができました。
正しい向きはたぶん左側の画像のように”刃が下側”かな?
持ち手と武器の形状がギリギリなので、強引に穴へ通す感じです。
あらかじめ手パーツをあたためておくと楽になるかも?
⇒「差し替え用手首」についての詳細はこちら
人参型の「ランス」は分解できます。
内部に基盤が入っているため
ボタン電池を入れるとオレンジ色に発光するギミックを搭載。
興味のある方はチャレンジしてみてください。
(※日本における使用ボタン電池の型表記なし。海外製品なので仕方ない)
なお、フィギュアへ持たせる時は柄を外す必要がありますが、クセあり。
⇒「ランスの柄」についての詳細はこちら
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続いてはこの製品の「付属品」をみていきましょう~
付属品
差し替え手首パーツは左右各4種類(デフォルト含め5種類)
取り付けやすさは一般的な可動フィギュアと大差ありません。
個体差にもよりますが、ウチのは若干取れやすかったので
奥まで差し込むことを推奨します。
ロゴマークの付いた黒色の台座付き。
(※「雷霆特遣隊」共通のロゴっぽい)
台座は厚めに作られていて、
”開閉扉”と”引き出し”が備わっています。
「パーツ入れ」として使えるっぽい。便利♪
日本に流通している一般的な可動フィギュアの台座よりも
はるかに大きいサイズなので、スペースの確保は必須です。
アーム先端は”挟むタイプ”のものと
”ダボ接続タイプ”の2種類を付け替えることができます。
実際に使用した感じだと、”ダボ接続タイプ”を推奨します。
挟むタイプは金具がむき出しで広げるための持ち手もなく使いづらいです。
⇒「挟むタイプ」についての詳細はこちら
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1/9スケールってどのくらいの大きさ?
日本で一般的な可動フィギュア「S.H.Figuarts」と比較してみた。
・フィギュアーツ「サイレンススズカ」(ウマ娘)が全高約134mm。
・この製品が全高約220mm。
特にこの製品はウサミミのぶん、身長が高くなっている。
高さのスペースが確保できないなら、ミミを折りたたむか外して小さくできる。
一応、購入前は大きめのイメージでスペースを確保しておくと良い。
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続いてはこの製品の「良いところ」
「気になるところ」をみていきましょう~
「良い」ところ
シームレスなのでお肌がセクシー
可動フィギュアとの大きな違いは、お肌の見た目。
パーツの境目が見えないので、自然な肉感を感じとれます♪
この製品の特長はバニースーツ型。
背中とお尻が超セクシーです!
マント装備が基本ですが、外して飾りたくなる人も多いはず。
「シームレス」と「可動」の良いとこどり
先述したとおり、このフィギュアは
シームレスフィギュアの欠点である劣化裂けしやすい箇所を
可動フィギュアの仕様に変更することで弱点を克服している。
つまり、
「シームレス」と「可動」フィギュアの良いとこどり。
胴体やお尻にはしっかり人間の肌感を出し美少女フィギュアファン層を、
手足はメカにすることでロボットファン層を獲得できる。
まさに良いとこどりの一品といえる。
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雷霆特遣隊シリーズと互換性あり
この製品は、お尻に付いた「尻尾」が取り外し可能。
外した「尻尾」を別の雷霆特遣隊フィギュアに付けることができたり、
ダボ穴へ別の雷霆特遣隊の装飾(装備)を取り付けることができる。
所持している別の雷霆特遣隊と見比べてみました。
こうしてみると脚部に共通点があったり、
服装、身長、装備、露出度にいたるまで個性がありますね!
▼比較に使用した雷霆特遣隊フィギュアのレビューはこちら▼
「気になる」ところ
肌とメカの境目が広がる
この製品は肌の可動が大きくなるにつれ、肌とメカの境目が開く。
大胆なポーズにするほど自然な見た目ではなくなり、
シームレスフィギュアが持つ本来の良さが薄れてしまう。
※後に発売された雷霆特遣隊製品では改善されている。
質素なアーム
・アームを開く時は金具から直接広げる。
・金具がフィギュアを傷つけそう。
・見た目が質素。
…と、クリップタイプのアームがとにかく使いにくい。
フィギュア本体を支えるぶんには問題ないが、好みが分かれる。
※こちらも後に発売された雷霆特遣隊製品では改善されている。
パーツの接点に個体差あり
こちらは接点が緩い箇所。
この製品は背中の穴へマントを装着させる仕組みだが、
コレがなんとも外れやすい個体にあたってしまった。
遊んでいる最中に、
マント一式がポロッと外れるのでプチストレスに。
ウチの個体は思いっきり押し込んでやらないといけないようだ。
対するこちらは接点が固すぎる箇所。
付属武器の「ランス」の柄は金属製。
「柄」の径があっておらず取り外しにひと苦労した。
(※初見、筆者は接着剤で固定されていると疑ったほど”固い”!
画像右側のとおり、同封の解説書も手順が省略されていて投げやり。
初見ならなお理解しにくいことだろう。
眼球パーツの取り扱いは慎重に
眼球の位置調整に使用する「付属ドライバー」がなんともたよりない。
使用していくうちにドライバーの先が曲がる可能性がある。
特に新品開封時は表情パーツの眼球が固くて全然動かないため
画像左のようにドライバーの先が曲がりがち。
眼球パーツの調整は力を入れすぎないように作業したいところ。
また、予備の表情パーツと眼球パーツが同封されている。
自分で表情を作ることができるスグレモノ!…だが、
デカールがスレて剝がれないか心配で使う気にならない(※個人の感想です。
上記は、購入を検討しているなら事前に頭に入れておくと良いでしょう♪
最後は「個人的な評価」で締めくくりますよ~
個人的な評価
総合評価:うっすら満足
見た目:★★★
シームレスの劣化:unknown
可動域:★★★
美少女フィギュアとロボットフィギュアの良いとこどりな一品。
「雷霆特遣隊」の1作目にあたる製品で、兎がモチーフのキャラクター。
素材が破れやすい部位は可動フィギュアの構造でカバー。
外見の白いバニースーツ姿が気に入った人にもオススメ!
装飾(装備品)は1作目ともあり非常にシンプルな印象。
派手さにはかけるが
シームレス入門に丁度良い製品ともいえる。
基本的に良い製品なのは間違いない…が、
大きく可動させると肌とメカの”境目”が開いてしまう特徴を持つ。
見栄えを良くしたいなら大袈裟なポーズはひかえたいところ。
また、接点が固いランスの柄や接点が柔いマントに当たった経験上
”個体差”が出やすい製品と思われる。
実物を手に取ったら、構造から理解していくことが大切。
せっかく購入したのに破損させて泣かないように気を付けよう。
シームレス(肌素材)の劣化については
筆者が実際に長期間部屋に飾ってみて検証してみようと思う。
(お待たせするかもしれませんが追記を待て!)
日本ではあまり馴染みのないシームレスフィギュアですが、
キャラクターの外見が気に入った人は
お安く入手できる時に購入を検討してみて良いかもしれない。
きっと見聞も広がりますよ♪
余談
なんか、キミ、写真と違わない?(笑。
同封の紙に写っているイラストがめっちゃかわいい///
フィギュア実物はもうちょっとキツめ顔といった印象を受けたので、
ちょっと優しそうな感じがある。これはこれで良き♪
シームレスフィギュアとは?
▼シームレスフィギュアについての「利点」と「欠点」については
下の記事で解説しています。
以上、るねこ(@RunekoHB)がレビューをお届けしました~